内閣府が15日発表したことし4月から6月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス0.8%となりました。

これが1年間続いた場合の年率に換算するとプラス3.1%で、2期ぶりにプラスとなりました。

主な項目をみますと「個人消費」は前の3か月に比べた伸び率が1.0%で5期ぶりにプラスに転じました。

国の認証をめぐる不正で生産を停止していた自動車の販売が回復したことなどが要因です。

また、企業の「設備投資」はプラス0.9%、「住宅投資」はプラス1.6%でした。

「輸出」はプラス1.4%でした。

名目で初めて600兆円超え

ことし4月から6月までのGDP=国内総生産は、名目で1年間の金額に換算した額が607兆9037億円となり、初めて600兆円を超えました。

日本の名目GDPは、1991年の10月から12月までの3か月間に年率換算で初めて500兆円を超えましたが、それから32年あまりかけて600兆円を超えました。

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