2024年に取れた国産トマトのみを使ったトマトジュースを数量限定で発売した

カゴメは、その年に収穫した国産完熟トマトのみを使った「カゴメトマトジュースプレミアム食塩無添加」を数量限定で発売した。2014年から毎年夏に発売しており、10周年を迎える今年は店頭での試飲など販促活動を強化する。

独自の搾汁方法でトマトをやさしくしぼり、できるだけ熱を加えずに素早くパックすることで、さらっとしたのどごしと爽やかな香りを実現しているという。720ミリリットルのペットボトル入りは店頭想定価格が385円前後、195ミリリットルの紙容器は同155円前後。

作付け前に取り決めた金額で収穫されたトマトを全量買い取る「契約栽培」で育った加工用トマト「凛々子」を用いる。気候などがトマトの生育に影響するため、年ごとに異なる味わいを楽しめる。カゴメによると、今年は「甘みと酸味のバランスが良く、生トマトをかじったような爽やかな香りが強い」という。

10周年を期に店頭での販促活動を強化する。カゴメの社長や役員、社員による店頭での試飲活動を全国で展開するほか、一部店舗で「凛々子」を配布する。

同社の主力商品「カゴメトマトジュース」の販売は好調が続いている。2023年の出荷量は、比較可能な07年以来最大だった22年の出荷量をさらに約15%上回った。

機能性表示食品として善玉コレステロールの増加や血圧低下をうたっており、主要購買層である40〜60代の購入量が拡大したほか、最近は美容・健康への期待から20代の購入率が上昇している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。