東京電力福島第1原発2号機原子炉建屋の使用済み核燃料プールからあふれた水を受けるスキマサージタンクの水位が低下した問題で、東電は13日、水が建屋内に約25トン漏れ出たとの試算を明らかにした。建屋地下1階にたまっている汚染水の水位が上昇しており、漏れた水が合流したとみられる。汚染水は建屋外に漏れてはいないという。
東電によると、タンクにつながる建屋3階の部屋で排水口に水が流れ込んでいるのを確認。16日にもこの部屋に遠隔操作ロボットを投入して放射線量測定に着手し、詳しい漏洩箇所や原因の特定を進める。
スキマサージタンクはプールが満水状態であることを確認するための設備。タンクの水位低下は9日に判明。原因調査のため、プールの冷却ポンプを停止している。〔共同〕
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