マツキヨココカラ&カンパニーの4〜6月期はシステム投資などがかさみ増収減益だった

マツキヨココカラ&カンパニーが13日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%減の116億円だった。医薬品や化粧品、プライベートブランド(PB)商品などの売り上げ構成比が高まり売上総利益は増えたものの、人的資本やシステム開発などへの投資を進めコストが増えた。

あわせて300億円相当の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の3.17%にあたる1322万4500株を取得し、全株を消却する。

自社株を確実に取得するため、野村証券が提案した「コミットメント型自己株式取得(FCSR)」と呼ばれる手法を使う。14日の東京証券取引所の立会外取引「ToSTNeT-3」で株主からの売付注文が予定額に達しない場合は、野村証券が借株をして売付注文する。

4〜6月期の売上高は5%増の2597億円、営業利益は1%減の172億円だった。国内店舗数は前期末から20増えて3484店舗となり、海外でも米グアムなどに新規出店した。人流の回復やインバウンド(訪日外国人)の増加で医薬品や化粧品の販売が伸びた。

25年3月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%増の1兆500億円、純利益は微増の525億円を見込む。

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