松屋フーズホールディングスが9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は営業損益が1億3400万円の黒字(前年同期は3800万円の赤字)だった。同期間の営業黒字は19年以来、5年ぶり。値上げや新商品発売で客足の回復につなげた。最終損益は2400万円(前年同期は200万円の赤字)で黒字となった。

売上高は22%増の342億円だった。牛丼チェーン「松屋」やとんかつ店「松のや」などが好調だった。松屋では4月に定食などを値上げした。新商品や復刻商品を発売し客足を伸ばした。4〜6月の既存店売上高は前年同期から16%増え、客数は11%増となった。

25年3月期の業績予想は据え置いた。出店コストや食材費の高騰が響き純利益は前期比59%減の12億円。営業利益は44%減の30億円を見込む。7月には松屋で主力メニュー「牛めし(並盛)」を30円値上げするなど、一部商品の価格改定を実施した。

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