国内のスタートアップが8月2〜8日までに発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。
カタグルマ 1億7200万円
保育や教育業界向けに人材管理システムを手掛けるカタグルマ（東京・千代田）は、ベンチャーキャピタル（VC）のArchetype Venturesなどを引受先としたJ-KISS型新株予約権方式と融資で1億7200万円を調達したと発表しました。新たなサービスの開発やエンジニア、マーケターの採用などに充てます。
カタグルマ、1億7200万円調達 保育園向け人材システムセカイマルシェ 3億円
日本の農作物や野菜を海外に販売しているSECAI MARCHE（セカイマルシェ、東京・江東）は、Beyond Next Venturesなどを引受先とした第三者割当増資で3億円を調達したと発表しました。
インターステラテクノロジズ 31億円
宇宙スタートアップのインターステラテクノロジズ（IST、北海道大樹町）は、NTTドコモなどを引受先とした第三者割当増資と借り入れで31億円を調達したと発表しました。2024年度以降に打ち上げる人工衛星用ロケットや、30年代前半に事業化を目指す衛星の開発に充てます。
インターステラ、ドコモなどから31億円調達 衛星開発にアースボート 2億5000万円
トレーラーハウス型ホテルを手掛けるアースボート（長野県信濃町）は第三者割当増資と金融機関からの借り入れで2億5000万円を調達したと発表しました。現状は長野県で3拠点を展開し、25年にも関東圏に進出します。
トレーラーホテルのアースボート、25年関東進出コミックスマート 28億円
漫画アプリやオリジナルの漫画制作を手掛けるコミックスマート（東京・新宿）はWiLやDIMENSION、第一生命保険などを引受先とした第三者割当増資で28億円の資金調達を実施したと発表しました。
ザブーン 3億9000万円
船舶管理プラットフォームを手掛けるザブーン（東京・中央）は、第三者割当増資と借り入れで3億9000万円を調達したと発表しました。引受先となったちゅうぎんキャピタルパートナーズなど地銀系のコーポレートベンチャーキャピタル（CVC）と連携して、瀬戸内海でのサービス導入を進めます。
BEAM Technologies 2億円
半導体光源の設計・開発を行うBEAM Technologies（東京・千代田）は、東京理科大学イノベーション・キャピタルなどを引受先とした第三者割当増資と助成金で2億円を調達したと発表しました。発光ダイオード（LED）チップの量産開発を目指し、研究開発員の採用を強化します。
ニーリー 45億7000万円
駐車場の契約・管理システムのニーリー（東京・中央）はサカイ引越センターやJPインベストメント、日本政策投資銀行などを引受先とする第三者割当増資で総額45億7000万円を調達したと発表しました。サカイと資本業務提携契約を結び、両社の顧客網を生かして、サービスの利便性を高めます。
駐車場管理のニーリー、サカイと資本提携 相互送客などアスエネ 約8億円
二酸化炭素（CO2）排出量の算定サービスを手掛けるアスエネ（東京・港）は第三者割当増資で約8億円を調達したと発表しました。非財務データの信頼性を担保する第三者保証を手掛ける新会社を立ち上げ、ワンストップで企業の脱炭素を支援します。第三者割当増資は日本生命保険やJERAなどが引き受けました。
アスエネ、8億円調達で新会社 CO2排出量を第三者保証サグリ 約10億円
衛星データを活用して農家を支援するサービスを提供するサグリ（兵庫県丹波市）は、島津製作所のCVCなどから約10億円を調達したと発表しました。海外事業に携わる人員を20〜30人に倍増し、東南アジアやインドでのビジネスを強化します。
衛星情報で農業支援のサグリ、10億円調達 海外人員倍にペイトナー 約12億円
フリーランスの資金繰りを支援するペイトナー（東京・港）はVCなど6社を引受先とする第三者割当増資で約12億円を調達したと発表しました。認知度向上に向けて25年前半にテレビCMを始めるほか、人工知能（AI）関連の技術者を増員して与信審査の精度を高めます。
フリーランス資金支援のペイトナー、12億円調達
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