神戸製鋼所は中国の宝武鋼鉄集団とアルミパネルの合弁会社を設立する契約を結んだ

神戸製鋼所は、中国での自動車向けアルミパネルの製造で中国宝武鋼鉄集団の子会社2社と合弁会社を設立すると発表した。宝武側の河南省の上工程の拠点と、神鋼が天津市に持つ下工程の拠点を合わせて、高品質のアルミの製造と再利用を担う。規制当局の承認を受け次第、合弁会社を設立する。

神鋼は宝武子会社の宝武鋁業科技と宝山鋼鉄の2社と合弁会社、宝鋼神鋼汽車鋁板を上海市に設立する。資本金は約9億元(約180億円)。出資比率は神鋼と宝武側2社で折半する。自動車のボンネットやドアに使われるアルミパネルを製造する。

神鋼は従来、韓国に持つ上工程の拠点からアルミの母材を天津市の拠点に送って加工し、中国の自動車メーカーに供給してきた。ただ、中国内でアルミの再利用の需要が高まり、下工程や顧客工場で生じる端材を上工程に戻す必要が生じた。端材を韓国に戻すのは困難なことから、中国で上工程の設備を持つ宝武と連携することを決めた。

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