買収した米トラックオークション企業は年間2万台の中古車を取り扱う

三井物産は9日、中古トラックのオークション事業を手掛ける米子会社に2億4300万ドル(約350億円)の増資をしたと発表した。米子会社が4月に同業を買収したことに伴う措置。2025年3月期の計画策定時点で織り込み済みのため、連結業績予想に与える影響はない。

買収した米テイラー・アンド・マーティンは全米10拠点で長距離トラックなどの中古車オークション事業を展開する。年間取扱台数は約2万台、取扱高は4〜5億ドルで業界2位の大手企業だ。米子会社は増資額の大半をテイラー社の買収資金に充てたとみられる。

三井物産は北米自動車事業を成長分野に位置づけており、これまでに自動車販売大手のペンスキー・オートモーティブ・グループなどに出資している。

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