セーレンが8日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比12%増の35億円だった。メキシコや中国を中心に海外で自動車用シート材などが伸び、業績をけん引した。

主力事業である車両資材が堅調に推移した(セーレン本社、福井市)

売上高は19%増の386億円、営業利益は42%増の41億円だった。海外子会社の売上高は294億円と43%増えた。前年同期に売り上げが伸び悩んでいた中国事業が回復し、主力の車両資材事業を押し上げた。東南アジアではエアバッグも好調だった。

通期の売上高は前期比4%増の1470億円、純利益は前期比微増の122億円と従来予想を据え置いた。足元では円高傾向で推移しているが、同社は「もともと想定為替レートを1ドル145円としており、現行のレートなら通期の増益は達成しうる」と説明した。

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