ダイドーリミテッドは6月27日、都内で株主総会を開催した

衣料品ブランド「ニューヨーカー」を展開するダイドーリミテッドが8日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、最終損益が6800万円の赤字(前年同期は6800万円の赤字)だった。株主総会の対策費用がかさみ、営業損益は2億100万円の赤字と前年同期(1億1400万円の赤字)から赤字幅が拡大した。

株主総会特別対策費用(アクティビスト対応費用)として1億3500万円の費用を計上した。株主総会で会社側候補への賛成を集めるために送付した株主向けのレターや、ユーチューブでの動画の撮影、総会当日の集計費用などがかさんだ。

売上高は3%減の68億円だった。衣料品事業は5%の減収となるなど、訪日客の需要が高まっているものの厳しい状況が続いている。

同社を巡っては、大株主だった投資ファンドのストラテジックキャピタル(SC、東京・渋谷)が独自に取締役候補を提案。ダイドー側も成瀬功一郎社長兼最高執行責任者(COO)ら6人の取締役候補を立てて株主総会で経営権を争い、取締役8人のうちダイドー側候補5人が選任された。

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