ホンダはヤマハ発に原付1種の電動二輪を供給する(写真はホンダの電動二輪「イーエムワン イー」)

ホンダは8日、電動二輪車をヤマハ発動機にOEM(相手先ブランドによる生産)供給すると発表した。個人の移動やビジネスに使う「原付1種」の供給について両社で合意した。今後は契約締結に向けて詳細を詰める。

ホンダが販売する「EM1 e:(イーエムワン イー)」や「BENLY e: Ⅰ(ベンリィ イー ワン)」をベースとした電動二輪車をヤマハ発に供給する。対象は日本市場。電動二輪は交換式電池を使っており、充電を待たずに使えるのが特徴だ。

ホンダは新しい排ガス規制への対応がコスト面などで難しいことから、エンジンを積んだ原付1種の生産を2025年5月に終了する。商用向けを中心に電動二輪の拡販を進めてきた。武藤祐輔チーフエンジニアは「現在は電動二輪の数が限定的。両社で出すことで、数の効果を期待できる」と話した。

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