静岡ガスは7日、2024年12月期の連結純利益が前期比55%減の63億円になりそうだと発表した。61%減の54億円としていた従来予想を上方修正した。価格変動をガス料金に遅れて反映させる「原料費調整制度」で前期が大幅増益だった反動で減益となるが、再生エネルギーと電力事業の利益が増えるとみる。

期末配当予想も上方修正した。従来予想の13円を27円とする。年間配当は従来予想から14円積み増し前期比15円増の40円となる。「中長期的な業績予想などに基づき決めた」(松本尚武社長)とする。売上高は3%減の2067億円を見込む。

同日発表した24年1〜6月期連結決算は売上高が17%減の1053億円、純利益は38%減の85億円だった。原料費調整制度により前期に増収増益となった反動が主な要因。

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