7日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=147円台を付けた。日銀の内田真一副総裁は7日午前の講演で、追加利上げを当面様子見する姿勢を示した。日米の金利差が開いた状態が続くとの見方から、円を売ってドルを買う動きが強まった。

 午前11時現在は前日比1円41銭円安ドル高の1ドル=146円70~75銭。ユーロは1円42銭円安ユーロ高の1ユーロ=160円17~24銭。

 取引開始後は米国の景気減速が意識され、日米の金利差が縮小に向かうとの思惑から円買いドル売りが先行。1ドル=144円台後半で推移していたが、内田氏の発言後に急速に円安が進んだ。

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