東京株式市場では今月に入って日経平均株価が1日は975円の下落、2日は2216円の下落、週が変わって5日は過去最大となる4451円の下落、6日は一転、過去最大となる3217円の上昇と、激しい値動きが続いています。

かつてない変動幅で上げと下げが続く中、財務省、金融庁、日銀は6日に緊急の会合を開き、市場の動向を注視していく姿勢を強調しました。

歴史的な円安水準から一転、円高が急ピッチで進んだことや、アメリカ経済の先行きへの不透明感からリスクを避けようとする動きが急速に広がったことが、株価下落の要因とされています。

一方、大きな値動きが繰り返される要因として、AIを搭載したプログラムが自動で売買のタイミングを判断するアルゴリズム取引や高速取引などを駆使して投機筋が大量に取り引きしていると指摘する市場関係者もいます。

こうした中、東京市場ではこのあと午前9時から7日の取り引きが始まりますが、株価の乱高下が収まるのかが焦点となります。

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