エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は6日、2025年3月期の連結純利益が前期比37%増の300億円になりそうだと発表した。従来予想から40億円上方修正し、増益幅が拡大する。インバウンド(訪日外国人)向けの売上高が前年比4倍となる月もあるなど好調に推移し、全体をけん引する。

売上高は7%増の7020億円と従来予想を20億円上回る。営業利益も13%増の295億円と30億円上振れる見通しだ。年間配当予想は据え置いた。関西フードマーケットを7月31日に完全子会社化したことに伴い、株主優待の選択肢のひとつに食品スーパーの割引券や米も新たに加えた。

同日発表した24年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比8倍の264億円だった。東宝の株式の売却益142億円を特別利益に計上した。売上高は5%増の1618億円、営業利益は95%増の92億円だった。

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