6日午前の東京株式市場は全面高の展開となり、日経平均株価(225種)が急反発した。前日に史上最大の下げ幅の4451円安となった反動で買い戻しが入り、上げ幅は一時3400円を超え、取引時間中として過去最大となった。円相場は一時1ドル=146円台を付け、円高進行が一服した。米国の景気懸念を背景に5日は欧州株が大きく下げ、米ダウ工業株30種平均は前週末比1033.99ドル(2.60%)安で終わった。
5日の欧米市場に及んだ世界株安は6日の東京市場でいったん歯止めがかかったが、大阪取引所で先物売買が一時中断するなど荒れ相場が続いた。
午前10時現在は前日終値比3267円27銭高の3万4725円69銭。東証株価指数(TOPIX)は234.25ポイント高の2461.40。
平均株価は前日の急落を受け、取引開始直後から多くの銘柄が買い戻された。
円高急伸が一服し、投資家心理がいったん回復した。厚生労働省が朝発表した6月の毎月勤労統計調査で、前年同月比の実質賃金が27カ月ぶりにプラスに転じたのも追い風となった。
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