住友ベークライトが5日発表した2024年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が23%増の70億円だった。電気自動車(EV)向けの高機能樹脂の販売が好調だった。為替の円安も利益を押し上げた。

売上高にあたる売上収益は9%増の766億円だった。64億円の増収のうち、為替要因は42億円だった。販売数量の増加による寄与は17億円で、高機能樹脂のほか半導体関連材料が伸びた。営業利益は26%増の81億円だった。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比8%増の3090億円、純利益は10%増の240億円を見込む。

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