ロイヤルホテルが2日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、最終損益が1億6500万円の赤字(前年同期は2000万円の赤字)だった。同期間の赤字は5年連続。新型コロナウイルス禍が和らぎ需要が回復する一方で、賃上げと採用拡大による人件費の増加やデジタルトランスフォーメーション(DX)への投資が利益を圧迫した。

売上高は11%増の51億円だった。コロナ禍が和らぎ宿泊需要が堅調に推移したほか、19年の水準には及ばないものの婚礼や宴会での利用が戻ってきた。

25年3月通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比12%増の231億円、最終損益の黒字は89%減の1億円を見込む。リーガロイヤルホテル(大阪市)の改装を手掛けるカナダ系の不動産投資会社BGO(ベントール・グリーンオーク・グループ)の収支の悪化が影響する。

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