出光興産は2日、山口県周南市の徳山事業所で航空機用再生燃料(SAF)の生産を2028年度から始めると発表した。年産25万キロリットルを目指す。SAFは廃食油や大豆油を原料とし環境負荷が低いのが特徴で、脱炭素に向け国内の供給体制を整える。

 徳山事業所には14年まで製油所を置いていた。その機器を一部活用して新たな生産設備を建設する計画だ。廃食油などの原料は年27万トン程度必要になる見込みで、国内外から調達する。

 SAFは既存のジェット燃料と混ぜて使う。政府は、30年に国内航空会社の燃料使用量の10%をSAFに置き換える目標を掲げる。

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