岩手県沖で捕獲後、船内に引き揚げられたナガスクジラ=1日(共同船舶提供)

 商業捕鯨を行う共同船舶は2日、岩手県沖の排他的経済水域(EEZ)内で、ナガスクジラ1頭を捕獲したと発表した。2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退後初の捕獲で、7月31日に新しく捕鯨対象に追加されたばかりだった。  共同船舶によると、体長約19・6メートル、推定体重55トン以上の雄で、新型捕鯨母船「関鯨丸」の船団が1日午後に捕獲した。船内で解体、冷凍して、8月下旬に仙台港で水揚げする予定だ。  水産庁は北太平洋の資源量が豊富だとして、24年の捕獲枠を59頭に設定している。現在の捕鯨対象はミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラを含めた計4種類。


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