日本の商業捕鯨でナガスクジラを捕獲するのは半世紀ぶり

母船式捕鯨業の共同船舶(東京・中央)は1日、岩手県沖で体長20メートル、体重55トン以上のオスのナガスクジラを捕獲した。商業捕鯨でナガスクジラを捕獲するのは約50年ぶりで、商業捕鯨の対象にナガスクジラが追加されてから初めて。

同社が2024年春に竣工した新母船「関鯨丸」で鮮度のよいまま解体、冷凍保管し8月下旬に仙台港に水揚げする。

水産庁は7月31日、北西太平洋で豊富な資源が確認されたとして、ミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラに続きナガスクジラを大型鯨類の捕獲対象に加えた。ナガスは鯨類の中でも特に大きく、北西太平洋には約2万頭いると推計される。24年の捕獲枠は59頭。

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