関西電力は1日、エビ養殖事業をNTT子会社のNTTグリーン&フード(東京・千代田)に売却したと発表した。関電は発電所の環境浄化で得た細菌の技術をエビの養殖に活用していたが、非中核事業を整理し、原子力発電や再生可能エネルギー事業などに経営資源を振り分ける。売却額は公表していない。

関電は2020年にバナメイエビの陸上養殖プラントなどを運営する海幸ゆきのや合同会社(静岡県磐田市)を設立し、取扱量を年間80トンまで増やしてきた。NTTグリーン&フードは磐田市で陸上養殖プラントの運営を計画しており、ゆきのやの事業を引き継ぐことで収益拡大を狙う。

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