自動車販売の業界団体が1日発表した7月の国内の新車販売台数(軽自動車含む)は前年同月比7%増の40万5174台だった。増加は2023年12月以来7カ月ぶりで今年に入って初めて。ダイハツ工業が31%増の4万2046台で認証不正問題から回復し、販売台数をけん引した。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。登録車(排気量660cc超)が4%増の26万3194台、軽自動車は13%増の14万1980台だった。登録車は7カ月ぶり、軽自動車は8カ月ぶりの増加となった。
ダイハツは10カ月ぶりにプラスになった。23年12月に大規模な認証不正を公表し一時は8割減まで販売が落ち込んだが24年6月は14%減まで回復していた。7月には小型ハイブリッド車(HV)の生産を1年2カ月ぶりに再開し、国内で24車種全ての生産が正常に戻った。
トヨタ自動車も7カ月ぶりの前年超えで0.1%増の13万2151台と持ち直したが、主力の小型多目的スポーツ車(SUV)「ヤリスクロス」など3車種の生産停止が続いている。7月31日には新たな不正の発覚でミニバン「ノア」「ヴォクシー」の出荷を停止していると明らかにした。
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