デジタルガレージの子会社であるDGFTは、クラウドペイネオを訪問型のサービス事業者に広げる

デジタルガレージの子会社で決済事業を手掛けるDGフィナンシャルテクノロジー(DGFT、東京・渋谷)は1日、キャッシュレス決済で使用するQRコードをまとめるサービスで支払金額を入力せずにすむ新機能の提供を始めると発表した。金額の誤入力を防ぐことができる。家電の訪問修理といったサービスの事業者需要を開拓する。

同社はスマートフォンのカメラでQRコードを読み取るだけで、複数のコード決済やクレジットカードから決済手段を選択できる「CloudPay Neo(クラウドペイネオ)」を2023年8月から開始している。従来はQR読み取り後に使用者が支払金額を入力する必要があり、誤入力によるキャンセル処理が発生していた。

クラウドペイネオに金額入力不要の新機能を追加することで、利便性を生かして新たな需要を取り込む。DGFTは決済による手数料収入を得る。今後は学習塾など定期的な支払いが発生する事業者にも広げていく。26年3月期に決済額を1000億円まで伸ばす。

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