【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は11日講演し、16日に公表する最新の世界経済見通しで世界全体の実質成長率を1月時点からわずかに上方修正すると明らかにした。懸念材料として、米大統領選など各国の選挙に伴う財政、金融政策の悪影響を挙げた。  IMFは1月時点の見通しで2024年の世界全体の成長率を3・1%とした。ゲオルギエワ氏は講演で、米国や新興国の経済が堅調であることや、インフレが想定以上に収束に向かっていることが上方修正につながったと説明した。  一方で「心配すべきことはたくさんある」とも指摘。財政悪化や低所得国の債務問題への対処も必要とした。


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