共英製鋼は建設用鋼材の販売が伸び悩む

共英製鋼が31日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比33%減の26億円だった。国内では鉄筋の原料となる鉄スクラップ価格や製品の輸送コストが上がる一方、需要が低調で値下げを余儀なくされたため、利益を圧迫した。

売上高は前年同期比2%増の782億円となった。ベトナムで減っていた鋼材の販売が底を打ったことなどが寄与した。しかし、利益率の高い製品の販売が北米で伸び悩んだことなどが響き、営業利益は37%減の30億円となった。

同日、25年3月期の連結営業利益が前期比17%減の175億円になる見通しだと発表した。従来予想より15億円下方修正した。人手不足などを背景に建設用鋼材需要が低調に推移し、業績を下押しすると判断した。純利益は特別利益の計上を見込み、予想を据え置いた。

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