武蔵野銀行が31日に発表した単体の2024年4~6月期の決算は、本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)が前年同期比3%増の48億2600万円となった。資金利益の増加などが寄与した。2024年度は企業の設備投資などの資金需要が高く、順調な滑り出しとなった。
資金利益は6%増の121億8600万円と、第1四半期としては5年連続で増加した。生産の拡大や業務効率化など企業の設備投資が進み、同行への資金需要も高かった。国内外の金利上昇の影響も加わり貸出金利息が増加。国債や地方債、社債など有価証券の利息配当金も増えた。
与信関係費用の減少により経常利益は22%増の52億3100万円となった。純利益は30%増の44億2600万円で、第1四半期時点では過去最高の水準という。
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