「CX-60」の新車効果が一巡した

マツダの2024年上期(1〜6月)の世界生産台数は、前年同期比3%減の59万1988台だった。前年同期を下回ったのは2期ぶり。多目的スポーツ車(SUV)の「CX-8」や米国向け「CX-9」の国内生産が終了したことや、中大型SUV「ラージ商品群」の第1弾、「CX-60」の新車効果が一巡したことが響いた。国内生産は11%減の36万8528台、海外生産は15%増の22万3460台だった。

国内販売台数は前年同期比31%減の6万8652台と、2期ぶりに減少した。海外販売は5%増の55万1889台。米国でSUVの売れ行きが堅調なほか、中国では小型車「マツダ3」や主力SUV「CX-5」の値下げにより31%増と6期ぶりに前年同期を上回った。世界販売は0.5%減の62万541台だった。

6月の国内生産は3%減の6万6543台、国内販売は41%減の9558台だった。国内向け小型車「マツダ2」とスポーツ車「ロードスターRF」について、認証試験の不正で出荷と生産を見合わせた影響が一部あったという。

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