ヒューリックが26日発表した2024年1〜6月期の連結決算は、純利益が微増の441億円となり、同期間で過去最高を更新した。オフィスビルの賃貸需要が底堅かった。インバウンド(訪日外国人)の回復でホテル・旅館事業も伸びた。

売上高は11%増の2048億円、営業利益は3%増の689億円だった。主力の不動産事業では賃貸オフィスの空室率は1%を下回る。平均賃料も市場平均を上回って推移する。ホテル・旅館事業の営業利益は前年同期比6.8倍の15億円だった。

5月に子会社化したリソー教育の買収や保有する不動産の建替に伴う特別損失などがあり、純利益は微増だった。

24年12月期通期の純利益見通しに対する進捗率は45%だった。下期にかけオフィス賃料の増加や不動産の売却益が見込めるとして、前期比4%増の980億円とする予想を据え置いた。

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