(左から)贈呈式に臨んだ九電工の石橋和幸社長、山口東京理科大学の溝口知広教授、宮崎大学の太田靖之准教授ら(26日、福岡市中央区)

九電工は26日、社会貢献活動の一環として研究者2人に対し助成金を贈呈した。対象となったのは山口東京理科大学(山口県山陽小野田市)の溝口知広教授と、宮崎大学の太田靖之准教授。同日開いた贈呈式で、石橋和幸社長は「研究の一助としてもらい、優れた成果を収めることを期待している」と語った。

溝口氏は3次元計測によるデータの活用が専門で、現在は移動式レーザースキャナーを用いた既存図面情報の効率的な更新を研究テーマとしている。太陽光発電システムに詳しい太田氏は、余剰電力で製造した水素やメタンを貯蔵・利用するシステムの研究を手がけている。

九電工は事業の発展に有益な技術の研究支援などを目的に、00年に「学術研究者支援」制度を創設した。これまでに今回の2人を含め55人の研究者に助成してきた。助成金は1人100万円。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。