万博会場の跡地開発の提案募集概要を説明する大阪市の横山英幸市長(26日、大阪市役所)

大阪府・市は26日、市内の人工島・夢洲(ゆめしま)で開かれる2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の会場跡地の開発案を民間事業者から募集するにあたっての概要を発表した。11月から提案を受け付ける。

対象となるのは万博会場のうち一部施設を除いた約50ヘクタールの跡地で、25年3月にマスタープランを策定後、これに基づく提案を同年度後半から再度募集する。最終的な事業者や事業内容の決定は同年10月の万博閉幕後になる見通し。

今回の提案の対象地域には万博会場の中心部に建てられる「大屋根(リング)」なども含まれ、万博閉幕後の利活用の提案も含めて受け付ける。

横山英幸市長は26日、記者団の取材に対して「万博の理念を継承しながら人々が集まってもらえるようなエンターテインメント施設などができたらいいと思う。民間事業者の創意工夫を凝らしたアイデアをお待ちしたい」と述べた。

府・市は昨年4〜5月にも事業者向けの意向調査を実施しており、建設や不動産など11の事業者から野外ライブ会場や劇場、サーキット場として利用する案があがっていた。

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