「久世福商店」などを手掛ける食品製造小売りのサンクゼールは新商品の量産に向けた検証などを担う「商品開発ラボ」を稼働した。長野県信濃町にある事業所の一部を改装し、従来のテストキッチンの約2倍の面積にした。商品開発に関わる人材も2022年比で2倍の規模にし、商品開発サイクルを短縮する。
ラボの広さは約130平方メートルで、約1億円を投じて冷凍食品の製造で使う急速冷凍機などもそろえた。23年に立ち上げたアジア食品や冷凍食品を扱う新業態「メケル」では自社開発の冷凍総菜も多く扱う。これまで開発に際しては社外の設備を借りていたが、ラボの立ち上げにより開発を加速する。
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