サンダル履きの足元をおしゃれに―。衣料品などを企画販売するフェリシモの「素肌風5本指ハイソックス」シリーズは、指先にネイルアートを施した。素足のように見えてサンダルでも違和感はなく、冷房が効いた室内の冷え対策にもなる。企画した西村英里香（にしむら・えりか）さんに開発の狙いを聞いた。（共同通信＝川村剛史記者）
発売のために2024年3月に用意した2千足は早々に完売、その後も注文は順調だ。価格は1足2200円（価格は2024年6月時点）。
ストッキングのような薄さで、5本ある指先の爪の部分には落ち着いたデザインのネイルアートを付けた。3種類あり、緑を基調にしたタイプは全体に細かな色の濃淡を表現した上で、金色の線をアクセントに加えた。
「サロンで丁寧に仕上げたようなデザインで、多様な服装に合う。急な外出などでも、足元をおしゃれに見せます」
2016年から3年間、同種の商品を販売。素足に抵抗感がある母親を見た当時の担当者が企画した。社内で再発売の機運が高まり、新たに開発し直した。
「ネイルが好きで、流行なども参考にして多くの人が満足するデザインや色を追求しました」
素材の糸にも工夫を重ねた。2重巻きにして破れにくくし、するりと楽に履ける。締め付けが少なくなる素材を選んだ。
爪割れでネイルアートができない人やシミを隠したい人にもお薦めだ。「夏のお出かけにぜひ役立ててほしい」。西村さんは兵庫県出身、28歳。
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