JVCケンウッドは22日、2024年3月期の連結純利益が前の期比21%減の129億円だったと発表した。従来予想を24億円上回った。無線システム事業の好調や中国子会社の売却益計上が押し上げた。配当は12円(前の期は12円)と従来予想から4円積み増した。

売上高は7%増の3590億円、本業のもうけを示す事業利益は24%増の196億円だった。それぞれ40億円、11億円上方修正した。カーナビやドライブレコーダーなどの海外向けOEM(相手先ブランドによる生産)が伸びた。同社は総還元性向で30〜40%を目安としており、純利益の上振れを受けて配当を引き上げた。

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