日銀が25日発表した6月の企業向けサービス価格指数(2020年平均=100、速報)は107.1となり、前年同月比3.0%上昇した。伸び率は消費税増税が影響した期間を除き、1991年9月(3.2%)以来、約33年ぶりの大きさとなった。幅広い業種が人件費や原材料費の上昇分を価格に反映した。
項目別では、宿泊サービスが26.8%上がった。全国旅行支援がなくなった反動やインバウンド(訪日客)需要が押し上げた。土木建築サービスは人件費の転嫁が目立ち、7.1%上昇した。
企業向け同指数は、企業間で取引されるサービス価格の変化を示す。消費税増税の影響があった15年3月は3.1%の上昇。
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