日銀が30、31日に開く金融政策決定会合を前に円高が加速している。24日の東京外国為替市場では円相場が対ドルで上昇し、一時1ドル=154円37銭を付けた。5月中旬以来、約2カ月ぶりの円高水準となる。市場では日銀が来週の会合で利上げに踏み切るとの思惑がくすぶり、日米の金利差縮小を意識した円買いドル売りが優勢だった。
24日の東京株式市場で日経平均株価が一時500円近く下げたことも、比較的安全な通貨とされる円の買いにつながった。
午後5時現在は前日比1円45銭円高ドル安の1ドル=154円58~60銭。ユーロは2円28銭円高ユーロ安の1ユーロ=167円42~46銭。
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