霧島酒造とスタバのコラボ施設の外観イメージ=霧島酒造提供

焼酎製造大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は22日、スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)と共同で都城市内にコラボ施設を新設すると発表した。霧島酒造の直営ショップのほか、スタバのドライブスルー型施設、植物園で構成する。霧島山や川を望める屋上庭園や芝生エリアも設ける。

施設は2024年秋に着工し、26年春のオープンを予定する。霧島酒造の2つの工場がある本社エリアの敷地4685平方メートルに、鉄骨造りの平屋で延べ床面積703平方メートルの施設を建設する。

施設には屋上庭園や芝生エリアも設ける=霧島酒造提供

施設の電力は焼酎かすや芋くずから生成したバイオガスを活用した「サツマイモ発電」で100%まかなうほか、冬場の暖房には焼酎製造の過程で発生する蒸留温排水の熱を活用する。

両社はともに「地域に根差した企業」「環境への配慮」を掲げており、コラボ施設を検討してきた。霧島酒造の江夏拓三専務は「霧島酒造は二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロに向けた取り組みを進めている。新施設を通じて持続可能な未来につながる2社ならではのコラボを届けていく」としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。