三井不動産は自己資本利益率(ROE)の改善などを表明していた

米投資ファンドのエリオット・マネジメントは11日、三井不動産が株主還元を拡充する方針を表明したことを「歓迎する」とする声明を出した。エリオットは三井不動産株を2%以上取得し、同社の保有するオリエンタルランド(OLC)株の売却や1兆円の自社株買いを求めていた。

エリオットは声明で「三井不動産が新たに公表した長期ビジョンを歓迎する」と明記。三井不動産は11日、長期経営方針として、自己資本利益率(ROE)の改善や配当と自社株買いを合わせた「総還元性向」の引き上げ、政策保有株の売却などを表明していた。エリオットは「三井不動産が一層の進化を遂げる中、有意義な対話の継続に期待している」としている。

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