【ニューヨーク時事】在ニューヨーク総領事館と日本貿易振興機構(ジェトロ)は21日、米ニューヨーク・マンハッタン中心部で、民間事業者と連携し、和牛の魅力を発信するイベントを開いた。会場には串焼きやハンバーガー、丼などの料理が勢ぞろい。主要な輸出先である米国での販路拡大を狙う。

今回初開催の「和牛フェス」では、鹿児島県や北海道などが産地の和牛を使用。森美樹夫ニューヨーク総領事は「これほど多くの和牛料理を食べられる機会は珍しい。堪能してほしい」と来場者に呼び掛けた。

串焼きを購入したニュージャージー州在住の女性(23)は「初めて和牛を食べた。驚くほど軟らかくておいしい」と顔をほころばせた。

日本政府によると、国・地域別の牛肉輸出額(2023年)で米国向けは前年比1.6%増の93億円と、トップの台湾(95億円)に次ぐ規模。今後は民間が主体となって全米各地でPRイベントを催すという。

和牛の魅力を発信するイベント=21日午後、米ニューヨーク

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