善光寺境内で企業が常設店を開くのは初という(店舗内部)

セレクトショップ運営のビームス(東京・渋谷)は20日、善光寺(長野市)の境内に常設店をオープンする。お守りなどを扱う授与品所内に店舗を設け、善光寺限定のアパレル製品や長野県内の事業者とコラボした伝統工芸品など約160種を扱う。

「ビームス ジャパン 善光寺」の営業時間は午前9時〜午後4時。商品約160種のうち善光寺店限定は約30ある。日本アルプスに囲まれた長野をイメージした深緑のバッグなどのアパレル製品、県内各地の事業者と開発した水引や漆塗り、和紙など伝統工芸を取り入れたグッズをそろえる。

ビームスは2022年と23年に善光寺周辺や境内に期間限定出店していたが、授与品所の改装に合わせ常設店とした。

日本アルプスに囲まれた長野をイメージした深緑のバッグ(上段)などのアパレル製品も扱う

同社は国内の名所に出店する「ビームス ジャパン ゲート ストア プロジェクト」を進めており、善光寺は島根県出雲市や栃木県日光市などに続いて5店目。参道などへの出店例はあるが「境内への出店はビームスとしても異例」(担当者)という。

遠藤恵司副社長は19日の報道陣向け内覧会で「インバウンドもたくさん来る長野・善光寺で『日本といえばビームス』をキャッチフレーズにグローバライゼーションを目指していきたい」と述べた。

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