下水汚泥を乾燥して炭化することでCO2排出量を削減する(アクアグリーンの設備)

丸紅は19日、下水道から出る汚泥処理の低炭素化技術を持つデンマークのアクアグリーンホールディングに出資すると発表した。出資額は約10億円で、9月までに持ち分法適用会社にする。汚泥を高温で乾燥させて炭化することで、焼却処分に比べて二酸化炭素(CO2)排出量を8割抑える。数年以内に日本やオーストラリアなどでの実用化を目指す。

アクアグリーンは2014年設立。汚泥処理する際に発生するメタンや水素などを含むガスを乾燥処理の熱源にする技術を持つ。炭化した汚泥はバイオ炭としてコンクリートなどの建設資材に活用する。

汚泥処理の方法には埋め立てや焼却処分などがあるが、土壌汚染や広大な土地の確保、CO2の排出増加が課題になっていた。

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