異形棒鋼は鉄筋コンクリート造の建物の構造材に使う

共英製鋼は、マンションなどの鉄筋部材に使う異形棒鋼と呼ばれる鋼材を減産すると発表した。7〜8月に当初計画から生産量を2割程度減らす。建設現場の人手不足などで工事が遅れ気味となっている。異形棒鋼の引き合いも鈍くなっており、減産を通じて需給を引き締める。

枚方事業所(大阪府枚方市)など国内4工場すべてで減産を実施する。必要に応じてさらなる減産も検討する。異形棒鋼については燃料代や人件費の高騰でコストがかさんでいる。9月以降は販売価格の引き上げを検討している。

建築作業員や資材を運ぶトラックが不足しており、建設工事が停滞している。特に西日本では2025年国際博覧会(大阪・関西万博)関連のパビリオン建設もあり、マンションなどの一般工事の人員が足りなくなっている。資材関連の荷動きも低調だ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。