関電不動産開発が東京・南麻布に開発するタワーマンションのイメージ

関西電力子会社の関電不動産開発は2026年9月に東京・港の南麻布で完成予定のタワーマンションの最低価格が1戸あたり1億円超になると明らかにした。1坪(約3.3平方メートル)当たりの平均単価は1000万円以上になる見込みだ。高層階の北向きの住戸では東京タワーを眺めることが可能だという。

開発するタワマンは地上27階建て、総戸数121戸で8日に着工した。同社にとって東京都内で初のタワマンで「フラッグシップ」案件と位置付ける。緑地の整備や周辺の住宅地などの配慮をしたことで港区による高さ制限の緩和を受け、初めて住所に「南麻布」を含むタワマンになるという。

関電不動産開発が手掛けたタワマンの価格としては、現在、販売中の平均坪単価が455万円で1戸あたりの最低価格が約5200万円の「シエリアタワー中之島」(大阪市)を超えて、過去最高になる見通しだ。24年12月の販売開始に向けて価格を最終調整する。

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