日揮ホールディングス(HD)は17日、神戸市内に研究開発拠点を新設すると発表した。神戸大学発スタートアップのバッカス・バイオイノベーション(神戸市)と組み、二酸化炭素(CO2)を原料にした微生物を用いて様々な有用物質の量産を目指す。
建設用地は神戸市から2023年10月に約13億5000万円で取得した。国の「グリーンイノベーション(GI)基金」も活用し、総投資額は300億円となる見通し。7月末に起工式を行い、25年12月の完成を目指す。
将来は微生物の培養を活用した「バイオものづくり」の技術などを他社にライセンスとして販売する事業展開を想定する。日揮HDの水口能宏執行役員は「40年度にバッカス社とあわせて数百億円のビジネスに育てていきたい」と話した。
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