鹿児島空港と中国・上海を結ぶ中国東方航空の定期便が16日、約4年半ぶりに運航を再開した。同空港の上海便は新型コロナウイルス禍の影響で2020年2月に運休し、同3月には運休が全4路線に拡大。上海便の再開で国際定期便が全路線で復活したことになり、回復が遅れていたインバウンド客の獲得につながることが期待される。
上海便は火曜・土曜の週2便で運航する。コロナ禍前の19年には上海便のほか、台北、香港、ソウルの各空港との路線を運航していた。このうち香港便は23年6月、ソウル便が同10月、台北便が24年5月にそれぞれ再開している。
今後、9月にソウル便の増便や新規航空会社による運航が予定されている。観光庁のまとめでは23年の鹿児島県の外国人宿泊客数は19年比で43%にとどまっており、全国平均(101.8%)に比べてインバウンドの回復が遅れている。
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