森永乳業と大正製薬は16日、善玉菌「ビフィズス菌」の認知度向上に向けた啓発活動で連携すると発表した。ビフィズス菌の研究や商品開発に長年取り組んできた両社がタッグを組み、SNS上の情報発信などを通じて若年層に正しい知識の浸透を狙う。
「ビーキンズ」と名付けた啓発活動では、美容や健康への意識が高い20代の社会人を主なターゲットに設定した。人々の消費行動に影響力を持つインフルエンサーやクリエーターらの協力を得て、SNS上でビフィズス菌への関心を高めるきっかけとなるような動画やショートドラマなどを発信する。
両社によると、腸内環境を整える「腸活」に注目が集まる一方で、健康面の課題に直面しにくい若年層の間ではビフィズス菌の特徴への理解は十分でないという。啓発活動の一環として、消費者の認知度などを把握するためのアンケートも実施する。
森永乳業はビフィズス菌を活用したヨーグルト「ビヒダス」、大正製薬は整腸剤「新ビオフェルミンS錠」などを手がけている。
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