シャープが、大型液晶パネルを製造する完全子会社の「堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)」の従業員を対象に、500人規模の早期退職を募集していることが12日、分かった。

 SDPの従業員数は約800人で、募集対象者は約6割に当たる。パネルを製造する従業員が対象。関係者によると、応募者には年齢に応じて月収の最大24カ月分の加算金を支払う。SDPは国内メーカーで唯一テレビ向けパネルを製造しているが、9月末までにパネルの生産を停止する。

 シャープは液晶ディスプレー事業の不振が響き、2024年3月期連結決算は純損失が1499億円で、2年連続の赤字となった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。