月面輸送サービスのispace(アイスペース)は12日、31日付で三井住友銀行など計7行の銀行団によるシンジケートローン(協調融資)で100億円を調達すると発表した。今後の月着陸船の開発や運用などにかかる運転資金に充てる。
借入期間は3年3カ月。アイスペースにとって過去最大の借り入れによる資金調達で、2017年の第三者割当増資(101億5000万円)に次ぐ規模の調達となる。今回の資金調達によって累計調達額は656億4000万円に上る。
アイスペースは10年に設立した。22年に同社初の月着陸船を打ち上げたものの、着陸直前で失敗に終わった。24年冬、26年、27年に月着陸船の打ち上げを予定しており、手元資金の拡充や財務基盤の安定性の向上を図る。
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