使い捨てコンタクトレンズのプラスチック排出量を実質ゼロにする

スイス眼科機器大手の日本法人、日本アルコン(東京・港)は12日、コンタクトレンズのプラスチック排出量を実質ゼロにする取り組みを始めたと発表した。カナダの環境系企業が海洋プラの回収に応じて発行する「プラスチッククレジット」をアルコンが購入しコンタクトレンズに使うプラスチックと相殺する。

同社が販売する1日使い捨ての「デイリーズトータルワン」や2週間使用可能な「トータル14」などのレンズで導入した。コンタクトレンズの包装容器やレンズ本体に使うプラスチック1トンにつき、海洋プラスチック1トンを回収する仕組みだ。

カナダの企業はプラスチックバンクで、アジアなどの沿岸部に流れ着いたプラスチックゴミを回収し、回収分をプラスチッククレジットとして企業に販売している。回収したプラスチックはリサイクルし、別の製品の原料として活用する。

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