KDDIは12日、米企業の衛星通信網を活用し、国内の計100軒の山小屋でWi―Fiが使えるようにすると発表した。登山者らの支援が目的で、スマートフォンによる天候情報の収集や緊急時の連絡、交流サイト(SNS)の投稿などがしやすくなる。今年の登山シーズン中に、人気の高い日本アルプスエリアの日本百名山の約7割で利用可能になるという。
山岳地帯では地形や積雪の影響で通信設備の整備が難しい。登山者は緊急時にスマホを使える場所まで下山するなど通信面での課題があった。
KDDIの主力ブランド「au」の契約者は無料で利用でき、他社の顧客も2時間で300円、24時間で600円の料金で使える。
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